インターフェースを刷新 iOS連係で電話もSMSもやりかけの作業もシームレスに行える
OS X Yosemite(ヨセミテ)は、Apple が出した Mac 用 OS の最新バージョンです。iOS との連係が進み、インターフェースも刷新されただけでなく、作業効率を大幅に改善する機能が搭載されています。ベータ版は7月28日に一般公開されており、10月17日に正式にOS X10.10 がリリースされました。
iOS とOS Xがひとつになって機能する
大幅に向上された iOS アプリとの連係では、Mac で電話をかけたり受け取ったり、SMS でメッセージを送るなどコミュニケーションがコレまで以上に取りやすくなりました。また、新しく搭載されたHandoff 機能をではiOS と Mac 間で動作する AirDrop により、デバイス同士が一定の範囲内にある場合、ど簡単にファイルを送信できます。また Yosemite では、テキストメッセージの送受信も含め、iPhone を経由して Mac 上で電話を着信したりかけたりできます。iCloud Drive は iOS デバイスと Mac 間でデータを交換する新たな方法を提供してくれています。Air Drop はこれまでMac のコンピューター同士でしか使えない機能でしたが、OS X Yosemite では Mac と iOS 間でもファイル共有ができるようになりました。Mac から iOS デバイスに送りたいファイルがあったら数回のクリックでどのファイルでもAirDrop経由で近くの Mac や iOS デバイスに送信可能です。
共有、仕事効率の向上を実現させたOS X のアプリケーション
Yosemite には Marvericks の機能から派生した多くの新たな改善点があります。なかでも大きいのが、非常に強力になった「Spotlight」です。Spotlight はアプリやファイルを検索するだけでなく、Wikipedia、Bing、ニュース、マップ、映画などさまざまなソースからより詳細な結果を表示してくれます。
メールアプリも改善され、サイズの大きな添付ファイルを送る際にiCloudにサインインして「Mail Drop」を使うとサービスプロバイダのサイズ制限に関係なく、1回の送信ごとに最大5GBまでの要領のファイルを送ることができます。Gmail、Yahoo、Microsoft Exchangeを含むあらゆるEメールサービスで利用できます。メールの中で添付ファイルにコメントを加えたり入力フォームに必要事項を記入して署名し、すぐに返信したり、画像に直接コメントを書き込めるようになりました。
また、iOSとOSの切り替えがよりスムーズになりました。Finderに表示されるiCloud Driveにはあらゆる種類のファイルを保管したり、整理することもできます。この新しい機能は iOS と OS X が同じネットワーク上にある場合に動作し、作業をはるかに簡単に切り替えることができます。これは Yosemite の新機能およびユーザビリティ向上性の象徴ともいえるでしょう。
iOS デバイスと同期する場合は特になめらかに
Yosemite は Marverics と比べてウィンドウ枠が半透明デザインになるなど、よりなめらかで洗練されています。Mac と iOS デバイスはインターフェースでも近いデザインになっているます。頻繁に Mac と iOS デバイスを一緒に使用したり、同期することが多い人にとっては、Yosemite はよりストレスなくり使いやすくなりました。ただ、OS X と iOS の間により密な連係が進み、大幅改善された一方でOS X それ自体に大きな革新はありませんでした。
注意お使いの Mac を OS X Yosemite にアップグレードする場合、ハードウェア、利用中の OS を確認する必要があります。ハードウェアの要件
OS X のバージョン
OS X のバージョンが上記より古い場合は、OS X Snow Leopardにアップグレードする必要があります。